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2016/08/07

五輪代表がLOLを?射撃韓国代表ジン・ジョンオ選手の変わった訓練


韓国最大の放送局KBS(日本のNHK見たいな放送局です)のスポーツ番組「スポーツ大百科」は今回リオデジャネイロオリンピックを向けて特集番組を放送しました。その中、射撃代表のジン・ジョンオ選手は集中力を上げる訓練として釣りとゲームを紹介したのですが同時に画面にはリーグ・オブ・レジェンドをプレイする姿が映りました。彼は2004年アテネ・オリンピックから出場して銀1個、2008年北京オリンピックでは銀1個と金1個、2012年ロンドンオリンピックでは金2個を獲得して今年で4連続出場、3連続金メダル獲得を狙っています。彼は現在KTの射撃チームに所属して集中力訓練をする時はKT Rolsterの練習室でKT RolsterのLOL選手たちも一緒に映りました。

ジン・ジョンオ選手は8月7日現在10m部門で5位を記録しメダル獲得には失敗しましたが初出場からメダルを逃したことのない得意の50m部門が残っているのでメダル獲得のチャンスはまだまだあります。

2016/07/16

LCKで2日連続ティーモが登場!?え、ミスった?


Coca-Cola Zero League of Legends Champions Korea Summer 2016でティーモが、しかも2日連続ピックされる事件(!?)が起きました。7月14日のCJ Entus vs Longzhu Gamingの2セットと、7月15日のJinair Greenwings vs KT Rolsterの2セットです。問題は2日とも不本意、つまりピックミスで選ばれた、そしてその2試合とも負けてしまったと言うことです。しかもCJ vs LZの場合は結構大きなハプニングになってしまいました。ティーモピック以後CJ側からドッジして再開するときLZがピックしようとしたヴィクターを奪い取る形になってLZ側が抗議、再びドッジされティーモを使わせたことです。これによってCJ Entusは「自分たちがミスして勝手にドッジして相手のピックを奪う最悪のチーム」と言われファンからたくさん叩かれることになりましたがCJ Entusの方からKeSPA, OGN, Riot Gamesに要請して公開されたVCによると元凶はルールをちゃんと熟知できなかった審判だったことと確定されました。



簡単に訳すと。

CJの2回めのピック、サポートとトップしようと話す(残り10秒)
Madlife「ナミ、バード、ブラウム出来る」
Skyがナミをピック、同時にKramerがMadlifeに「バードはどう?」と聞く(残り7秒)
Malife「ナミとバードどっちでもいい(残り1秒)、早くピックしろ」
他のメンバー「トランドル」と言うがKramerはバードをピック。
慌ててトランドルを探すが結局選ばれたのはティーモ。
CJ側は気を引き締めて行こうと互いを励まし合う。
そこで審判「相手がピックする前にドッジすればリメイク出来ます」と言及。
CJ側が慌ててドッジ、OGN中継画面ではヴィクターが1秒くらい映っていた。
その後リメイクするがティーモでもトランドルでもなくヴィクターをピック。
再び一時停止になって動画は終わります。

僕があえて「OGN中継画面」と語ったのはCJ側のモニターではヴィクターが映る前にドッジした可能性も0ではないからです。インプットラグがありますのでLZとOGNの画面ではヴィクターが映ってもCJ側では映らない場合もなくはないのでCJを責めることではないと見られます。

問題は審判が言及した「相手がピックする前にドッジすればリメイク出来る」と言うことです。実はこのルール、LCSのルールであってLCKのルールではありません。LCKの場合はゲームクライアントやサーバーなどの外部からの問題ではなく、選手のミスでピックを誤った場合はそのまま試合を続行するのがルールです。実際2012年、決勝戦で「リー・シン」をピックしようとして「リシン」で検索して見つからなくてランダムピックされた試合もそのまま続行された前例があります。

「幸いジャングラーがピックされてよかった」と気を引き締めるCloudtemplar

結局14日の試合はちゃんとピック画面に集中してなかったKramerと違うルールで試合を紛らわしくした審判によって笑えないハプニングで終わりました。

続いて15日のJinair vs KT戦もFlyのミスによってティーモがピックされますが、先日の事もあってドッジせず試合を続行、その試合は敗北になりました。試合後インタビューによると「実はタムケンチをピックしようとしたがミスした」と言いました。昔々「アニー」をBanしようとして「アニ」だけ検索して「アニビア」がBanされたことと似たようなものです。

2012Winter Season、Azubu BlazeのAmbitionがピックしたミッドティーモ以来ほぼ4年ぶりにLCKに登場したティーモなんですが、残念ながら不本意で選ばれて2連敗を背負うことになりました。果たして大会でティーモが「ミス」以外で登場する日は来るのでしょうか。

2016/07/05

204週の王座敗れたり。韓国のPCバンが持つ意味。



オーバーウォッチ発売1ヶ月くらい経ったこの時点で、ついにPCバン(韓国式ネットカフェ)シェア(占有率)1位の座をLOLから奪い取りました。これでLOLはサービス開始して8ヶ月が過ぎた2012年7月から204週間維持していた1位の座から降りることになりました。


6月18日までの変動グラフ。青がLOL、オレンジがOverwatch、グレイがSudden Attack、イェローがFIFA Online 3です。

OGNのLCK英語実況を担当するMontecristoとDOA氏によりこの事は海外でも話題になりました。それでは韓国のPCバンのシェアがもつ意味について簡単に説明しようと思います。

関連記事:League of Legends韓国ネットカフェ占有率161週連続1位達成
http://thiszerojp.blogspot.kr/2015/08/league-of-legends1611.html


PCバンはもはや韓国の遊び文化の一つ。
90年代末から2000年代に入って急激に増えたPCバンは多数の人が一緒に遊ぶ環境を提供してその勢力を増えました。それに加えて韓国の学校がただ勉強をする場所に変わってしまい最近の学校はまともなグラウンドも用意されてない場所が多いです。特に夜遅くまで残って勉強させたり、放課後はまた塾に行って勉強する風潮もあって学生たちのストレス発散はほぼ100%PCバンで行われました。1時間平均100円と言う安い値段もあって学生たちは自然と「帰りにPCバンよってゲームしようぜ」となるんです。日本の学生たちがカラオケ~やゲームセンターによって行くみたいな感覚で韓国の学生たちはPCバンによります。

友達と親睦を深めるため同じゲームをする。
友達と一緒にPCバンに来て別のゲームをプレイしたら仲良くなれません。同じゲームを一緒にプレイするのが仲良くなれるし話題も作れます。一人で来る時は前と違うゲームをプレイしても一緒に来たら一緒にプレイするのが普通です。そのゲームは普通その頃に一番流行ってるゲームであって、皆との話題を作るためにそのゲームをプレイして人口が増えて行きます。以前のリーグオブレジェンドがそうでした。そして今回はオーバーウォッチがそのバトンを引き継ぎました。実はこの記事、書き始めたのが6月中旬でして、今OWとLOLの差はもっと広がってしまいLOLの全盛期に匹敵するほどOWのシェアがあがりました。異変がない限りこの差はしばらく広がり続けると思われます。

PCバンシェア、企業にはどんな利益があるの?
韓国でPCバンがもつ意味について説明してみましたがこれが結局ブリザードエンターテインメントやライオットゲームズにどんな影響をするのかをこれから説明しようと思います。今までPCバンで一緒に遊ぶのが一つの文化と言いましたけど正直PCバンにシステムに付いて知らない日本の方なら「どうせネット繋げるし家でゲームしてもよくね?」と考えるのが自然だと思います。実際インターネットとパソコンの普及率も相当上がったせいでPCバンの意味も無くなるのかと思われる時期がありました。その頃誕生したのが「PCバンプレミアムサービス」です。オンラインゲームをPCバンでプレイすると家では得られない特典をくれるサービスです。日本のネットカフェにも似たようなサービスをしているゲームがあるはずです。AVAとかCLOSERSなど。韓国の場合PCバンとゲーム社が連携してPCバンでプレイする人に特典をくれる代わりに一定のギャラをPCバンがゲーム社に払います。リーグオブレジェンドの場合、PCバンでプレイするとすべてのチャンピオンが使用可能になり、IP獲得量も20%増えます。その代わりにライオットゲームズはPC1台で1時間プレイすると220KRW(約20円)を貰います。PCバンの平均料金は1時間100円くらいですのでPCバンが80円、ライオットが20円をもらうってことです。もちろん2重課金を防ぐためPCバンでは2種類のゲームを同時に起動するのが禁じられており、同時に起動すると一つは強制終了されます。つまり、基本プレイ無料のFree to PlayゲームであるLOLですが、PCバンではプレイするだけで料金を貰い売上が上がるというわけです。


ちょっと古い画像ですが、チャンピオンの枠に黄色いハートが付いてるのと、右上に黄色いメダルが付いてるのが見れます。それがPCバンプレミアムサービスを利用している証です。ちなみにあの黄色いハートが付いてるチャンピオンは未購入でPCバンでしか使えません。あの画像ではマルファイト以外は全部PCバンプレミアムで使用可能になってますね。
このサービスを利用することでライオットはPCバンからギャラをもらって、全盛期だったPCバンシェア40%の頃は1日売上8千万円を記録しています。1台のPCが1時間プレイしてもらえるのが20円なのにそれが貯まって8千万になるんです。ちなみに同じ頃PCバンシステムが整っていない中国は1月売上が1億2千万円だったことを考えると韓国のPCバンの威力は侮れないと思いますね。もちろん結構昔のことなので今中国のPCバンシステムがどうなってるかで今の売上差は変わると思います。


オーバーウォッチはLOLつ違って料金を払わないとプレイできません。基本は4000円でオリジンエディションが6000円です。これをPCバンに行けば無料でプレイすることが可能です。しかも上のオリジンスキンも使えます。さらに経験値も20%追加されます。オープン直後には抽選で財布も贈呈しました。


僕はこの頃まだ日本にいましたので参加すらできずもらえませんでした。今まで同社の他ゲーム、SC2 Dia3 WOWなどにもこれほどの特典はなかったのですが、今回は全力を尽くしたって感じがします。そしてPCバンシェア1位を奪うことで報われたのでしょう。上記した1日8000万の売上はPCバンシェア40%だった頃で、7月5日基準オーバーウォッチのシェアは35%に達しています。この勢いだとかつてのLOLの全盛期を超えるのも夢ではないでしょう。オーバーウォッチに残されたのはイースポーツとしての成功のみです。